Claude Codeは、読んで理解するより、実際に動かしたほうが早く身につきます。この記事は、自分ひとりで進められるハンズオンの手順です。骨組みはAnthropicの公式クイックスタートに沿い、コマンドと動作はその記載どおりにしています。所要時間は、環境が整っていれば30分から1時間程度が目安です(筆者の想定であり、公式の数字ではありません)。会社で行う研修や勉強会としてのハンズオンについては、Claude Codeハンズオン研修とは?をご覧ください。
目次
- 始める前に用意するもの
- 手順1:インストールする
- 手順2:ログインする
- 手順3:練習用フォルダで起動する
- 手順4:最初の質問をする
- 手順5:最初の変更を加える
- 手順6:Gitで変更を確認する
- よく使うコマンド
- つまずきやすい点
- 次に読むもの
1. 始める前に用意するもの
公式クイックスタートが前提にしているものは次のとおりです。
- ターミナル(コマンドプロンプト)を開いた状態。初めての方は、公式のターミナルガイドを先に確認する
- 作業対象のプロジェクト(フォルダ)
- Claudeの有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)、またはClaude Consoleのアカウント、対応クラウドプロバイダー経由の利用権
プログラミングの経験がない場合は、本物の業務ファイルではなく、練習用のフォルダを新しく作り、テキストファイルを2、3個入れて始めるのがおすすめです(これは筆者の提案です)。誤って壊しても困らないためです。
2. 手順1:インストールする
公式が推奨するネイティブインストールのコマンドは次のとおりです。
macOS、Linux、WSL:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows PowerShell:
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
終わったら新しいターミナルを開き、次のコマンドで確認します。
claude --version
バージョン番号が表示されれば成功です。claudeが見つからないと表示された場合は、インストール先がPATHに入っていません。公式のトラブルシューティングに対処法があります。HomebrewやWinGetでも入れられますが、これらは自動更新されないと明記されています。OS別の詳しい手順はClaude Codeのインストール方法、Windowsでのセットアップ、Macでのセットアップにあります。
3. 手順2:ログインする
claudeと入力して起動すると、初回はログインを求められます。
claude
ブラウザで認証を済ませてください。あとでアカウントを切り替えるときは、Claude Codeの中で/loginと入力します。
4. 手順3:練習用フォルダで起動する
練習用のフォルダに移動してから起動します。
cd /path/to/your/project
claude
/path/to/your/projectは、実際のフォルダの場所に置き換えてください。画面にバージョン、現在のモデル、作業フォルダが表示されます。/helpで使えるコマンドの一覧、/resumeで前回の会話の続きを開けます。
5. 手順4:最初の質問をする
まずは、コードを変えずに理解を深める質問から始めます。公式の例は次のとおりです。
what does this project do?
explain the folder structure
日本語で質問しても構いません。Claude Codeは必要に応じてフォルダのファイルを読むので、内容を自分で貼り付ける必要はありません。「Claude Codeでできること」を尋ねるwhat can Claude Code do?のような質問も、公式で紹介されています。
6. 手順5:最初の変更を加える
次に、簡単な変更を頼みます。公式の例は、メインのファイルにhello worldの関数を足すという依頼です。練習用フォルダなら、たとえば「このテキストファイルの誤字を直して」と頼む形でも試せます。
Claude Codeは変更内容を示し、確認を求める場合があります。内容を読んで、問題なければ「Yes」を選びます。公式ドキュメントによると、Claude Code v2.1.283以降では、対話型のターミナルセッションの初期状態がオートモードで、確認の多くを分類器が代わりに判断し、多くのファイル編集とコマンド実行が確認なしで進みます。以前のバージョンでは、Pro、Max、Teamのプランでのみ初期状態がオートモードです。設定や組織のポリシーで変わることもあります。Shift+Tabで、そのセッションの権限モードを切り替えられます。確認なしで進む設定のときこそ、練習用フォルダで試す意味があります。
7. 手順6:Gitで変更を確認する
Gitを使っているプロジェクトなら、自然な言葉でGit操作を頼めます。公式の例です。
what files have I changed?
commit my changes with a descriptive message
Gitを使っていない場合は、この手順は飛ばして構いません。
8. よく使うコマンド
公式クイックスタートの一覧から、最初に覚えたい分を抜き出します。
claude:対話モードを開始するclaude -c:現在のフォルダの直近の会話を続けるclaude -r:過去の会話を選んで再開する/clear:会話履歴を消す/help:使えるコマンドを見る/exit:終了する
9. つまずきやすい点
- 「'claude' is not recognized」などの表示:新しいターミナルを開き直し、それでも出る場合はPATHを確認する
- PowerShellとコマンドプロンプトの取り違え:公式は、プロンプトの先頭に
PSがあればPowerShellと説明している - 依頼が曖昧で意図と違う結果になる:公式のヒントでは「バグを直して」ではなく、何が起きているかを具体的に書く例が挙がっている
- 一度に頼みすぎる:番号を付けて手順を分けて依頼する方法が紹介されている
10. 次に読むもの
- 最初の1週間の進め方:Claude Code最初の1週間
- 基本の考え方:Claude Code初心者ガイド
- 指示の書き方:Claude Codeのプロンプトの書き方
- 公式の無料講座:クイックスタートには、Claude Academyの「Claude Code 101」など無料の自習コースが紹介されています
まとめ
- ハンズオンは、インストール、ログイン、質問、変更、Git確認の順に進める
- 初めての場合は、壊れても困らない練習用フォルダで試す
- オートモードでは確認なしで編集が進む場合があるため、変更内容は後から必ず確認する
- 詳しい手順やコマンドは、公式クイックスタートが最新
本記事は2026年9月30日時点でClaude Code公式ドキュメントの記載を確認して作成しています。コマンドや初期設定はバージョンで変わることがあるため、実行前に最新のドキュメントをご確認ください。



