Claude Codeをインストールしたものの、その後何をすればいいかわからなくて放置してしまった、という話をよく聞きます。
当社でも最初にそういうメンバーが何人かいました。「ターミナルを開いてclaudeと打てばいいのはわかったけど、そこから何を頼めばいいのか思いつかなくて……」というのが正直なところでした。
この記事の結論: 最初の1週間で「今日の業務に1つ使う」を7日続けるだけで、Claude Codeを業務に定着させられます。Day1〜Day7のタスクを具体的に示します。コードを書く必要はありません。
目次
- 「1週間後の状態」を先にイメージする
- Day 1:起動してみる
- Day 2:自分の仕事に使ってみる
- Day 3:CLAUDE.mdを作る
- Day 4:複数のファイルを渡してみる
- Day 5:指示の精度を上げる
- Day 6:繰り返し作業を1つ自動化する
- Day 7:振り返りと次の目標設定
- 挫折しがちなポイントと回避策
- この記事のポイント
- よくある質問
- 公式情報ソース
「1週間後の状態」を先にイメージする
具体的な話に入る前に、ゴールを明確にします。
1週間後に以下ができていれば、次の1ヶ月は自走できます。
- ターミナルでClaude Codeを起動して日本語で指示できる
- 自分の業務に関係するテキストを渡して整理・加工してもらえる
- CLAUDE.mdに自分のルールを3つ以上書いている
- 「これはClaude Codeに頼める」という判断が体感でできる
これ以上を求める必要はありません。コードが書けるようになる必要も、複雑な自動化を組む必要もありません。
Day 1:起動してみる
まずターミナルを開いてください。Macは「ターミナル.app」、Windowsは「PowerShell」です。
claude
これだけ打ってEnterを押します。起動画面が出たら、日本語で何か話しかけてみてください。
今日やることリストを5つ提案してください
でも、
「おはようございます」と言ってください
でも構いません。「動いた」という体験が最初の一歩です。
当社のメンバーの多くが、Day1の感想として「思ったより普通に会話できる」と言います。難しいことは何もありません。
Day 2:自分の仕事に使ってみる
Day 2のテーマは「仕事に使う」です。実際の業務に関係するテキストを渡して、何か依頼してみます。
例えば当社のメンバーがDay 2にやったことは以下のようなものでした。
- 今週の議事録(メモ帳のテキスト)を渡して「決定事項とアクションアイテムに整理して」と頼む
- 送りたいメールの下書きを見せて「もう少し丁寧な言い回しに直して」と頼む
- 競合他社のWebサイトのテキストをコピーして「特徴を3行でまとめて」と頼む
コツは「今日の仕事でやりかけのもの」を使うことです。架空の例より、実際に使うものの方が「これは使える」という実感が生まれやすいです。
Day 3:CLAUDE.mdを作る
CLAUDE.mdはClaude Codeに対して「自分のこと・仕事のルール」を伝えるファイルです。これを作ると、毎回同じ説明をしなくてよくなります。
作業フォルダの中にCLAUDE.mdというファイルを作り、以下のような内容を書いてみます。
# 私のプロフィール
- 役職: 営業担当
- 会社: ○○株式会社(業種: △△)
# よく使うフォーマット
- 報告書: 課題→施策→結果→次のアクションの順
- メール: 件名→要件→補足→締めの4段落
# 注意事項
- 文体はです・ます調
- 社外向け文章には具体的な数値の根拠を書く
書いた後でClaude Codeに「私のCLAUDE.mdを読んで、理解したことを教えて」と言うと、設定が反映されているか確認できます。
Day 4:複数のファイルを渡してみる
Day 4は、フォルダ内の複数ファイルをClaude Codeに扱わせてみます。
このフォルダにある3つのテキストファイルを読んで、
共通する課題を3つにまとめてください
のような依頼をしてみてください。ChatGPTではできなかった「複数ファイルをまたいだ処理」がClaude Codeの強みです。
当社のメンバーがこれを初めて試したとき、「複数のヒアリングメモをまとめて分析できた」と言っていました。それまで手で読み比べていた作業が、一気に短縮されたそうです。
Day 5:指示の精度を上げる
ここまで来ると「出力がイマイチなとき」に遭遇しているはずです。Day 5は、指示の書き方を改善する練習をします。
うまくいかないときの確認ポイント
- 誰に向けた文章かを伝えているか
- どのフォーマットで出してほしいかを指定しているか
- 必要な背景情報を渡しているか
例えば「提案書を作って」という指示が思い通りに返ってこない場合、
IT部門のない製造業の総務部長(50代)に向けた
AI研修導入の提案書を作ってください。
課題→提案→費用の順で、1,000字以内にまとめてください。
のように書き直すと、精度が上がります。指示の書き方の詳細は「Claude Codeへの指示の書き方【非エンジニア向けプロンプトガイド】」を参考にしてください。
Day 6:繰り返し作業を1つ自動化する
Day 6のテーマは「1つだけ自動化する」です。毎週・毎月繰り返している作業を1つ選んで、Claude Codeに任せる流れを作ります。
候補としては以下が取り組みやすいです。
- 週次報告のたたき台を毎週同じ形式で作る
- 打ち合わせメモを議事録形式に整える
- 複数の問い合わせ対応メールのパターンを量産する
完璧に自動化しなくても構いません。「8割まで自動でできて、残り2割を自分で直す」状態でも、時間の節約効果は大きいです。
Day 7:振り返りと次の目標設定
最終日は振り返りをします。
- この1週間で、何の作業が一番楽になったか
- 「もっとこう使えたら」と感じた場面はあったか
- 次の1週間で試したいことは何か
この振り返りを短く書いてClaude Codeに渡し、「次の1週間でやるべきことを3つ提案して」と頼むのが、当社でよく使われる方法です。
挫折しがちなポイントと回避策
「何を頼めばいいかわからない」
最初の1〜2日に多いです。「今日の自分の仕事リスト」を渡して「このうちClaude Codeに頼めそうなものはどれ?」と聞くと、使い方のヒントが返ってきます。
「思った通りの出力が来ない」
これは指示の書き方の問題です。「誰に・何を・どんな形式で」の3点を指示に加えると精度が上がります。
「毎日使う時間が作れない」
毎日30分確保できなくても大丈夫です。「今日の仕事で1つだけ使う」という基準の方が続きます。
この記事のポイント
- 最初の1週間は「完璧に使いこなす」のではなく「1日1回使ってみる」が正解
- Day3のCLAUDE.md作成が、その後の使い勝手を大きく左右する
- 複数ファイルの一括処理(Day4)は、ChatGPTからの乗り換え理由になりやすい
- 挫折する人の約8割は「最初に何を頼めばいいかわからない」から止まる
- 1週間後の状態を先に決めてから始めると、途中で迷わない
よくある質問
Q. 1週間でどこまでできるようになりますか?
A. 1週間で「自分の業務に関係するテキストをClaude Codeに渡して処理させる」ことができるようになります。提案書・議事録・メール文章などのたたき台を自動生成できる状態が目安です。
Q. 毎日30分取れないのですが大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。「今日の仕事で1つだけClaude Codeを使う」という基準で進めると、1日5〜10分でも1週間で定着します。
Q. Day3のCLAUDE.mdはどう書けばいいですか?
A. 最初は「自分の役職・会社情報・よく使うフォーマット・やってほしくないこと」の4項目だけで十分です。詳しくは「CLAUDE.mdの書き方完全ガイド」を参考にしてください。
Q. 1週間で使えなかった場合はどうすればいいですか?
A. claudecode道場の第1〜4章でこの1週間のロードマップをハンズオン形式で学べます。一人で進めにくい場合はぜひ活用してください。
公式情報ソース
この1週間のロードマップを構造的に学びたい方は、claudecode道場で実践的なClaude Code研修を始める(月額¥1,980〜)がお勧めです。第1〜4章でこの内容をハンズオン形式で習得できます。第0〜2章は無料でお試しいただけます。
組織全体への導入を検討している場合は、malnaのAI導入コンサルへお問い合わせください。
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