Claude Codeを入れてみたものの、「何をどう頼めばいいのかわからない」で止まってしまう人は多いです。当社でも最初はそうでした。
この記事は、プログラミングをしないビジネスパーソンがClaude Codeを業務で使えるようになるまでの「使い方」を、2026年9月時点のデスクトップアプリ(Codeタブ)を前提に整理したものです。操作手順はAnthropic公式ドキュメントで確認できる内容だけを書いています。
この記事の結論
- Claude Codeの使い方は「作業フォルダを選ぶ」「日本語で指示する」「変更を確認する」の3つに集約されます
- 最初の1週間は「今日の仕事に1つ使う」を7日続けるだけで十分です。コードを書く必要はありません
目次
- Claude Codeの使い方を3行で
- 始める前に必要なもの
- 基本の使い方(デスクトップアプリのCodeタブ)
- 最初に覚える操作5つ
- 指示の書き方の基本
- 最初の1週間のロードマップ(Day1〜Day7)
- 挫折しがちなポイントと回避策
- 補足:ターミナル(CLI)で使う場合
- この記事のポイント
- よくある質問
- 公式情報ソース
1. Claude Codeの使い方を3行で
- デスクトップアプリのCodeタブで、Claude Codeに作業させたいフォルダを選ぶ
- 日本語で「何をしてほしいか」を書いて送る
- Claude Codeがファイルを読み、作成・修正・集計などを実行する。結果を確認して、必要なら指示を追加する
チャット型のAIと違うのは、Claude Codeが自分のパソコンのフォルダの中身を直接読み書きできることです。議事録のテキストを渡して要約する、複数のファイルをまとめて比較する、毎週同じ形式の報告書を作る、といった作業がそのまま頼めます。Claude Codeが何なのかを先に知りたい方はClaude Codeとは何かから読んでください。
2. 始める前に必要なもの
有料プランのアカウント
Claude Codeは無料プランでは使えません。Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかが必要です(公式デスクトップガイドに明記)。無料アカウントでCodeタブを開くとアップグレードの案内が出ます。料金の詳細はClaude Codeの料金・プラン完全ガイドにまとめています。
デスクトップアプリ
Mac・Windows向けにAnthropic公式のデスクトップアプリがあり、アプリにClaude Codeが含まれています。ターミナルやNode.jsを別途入れる必要はありません(公式デスクトップガイドの記載)。インストール手順はClaude Codeのインストール方法を参照してください。Windowsでは、Codeタブを使うためにGit for Windowsのインストールが必要です。
練習用の作業フォルダ
最初は専用の小さなフォルダを1つ作ってください。個人情報や社外秘のファイルが大量に入ったフォルダ(デスクトップ全体、ダウンロードフォルダなど)を最初の作業フォルダにしないことが大切です。
3. 基本の使い方(デスクトップアプリのCodeタブ)
公式の「Get started with the desktop app」に沿って、最初のセッションの流れを説明します。
手順1: Codeタブを開く
アプリを起動してサインインし、上部中央の「Code」タブをクリックします。
手順2: 環境とフォルダを選ぶ
「Local」を選ぶと、自分のパソコン上のファイルを直接扱えます。「Select folder」で作業フォルダを指定します。ほかにCloud(アプリを閉じても続く)、SSH(別のマシン)、Windows向けのWSLがありますが、最初はLocalで問題ありません。
手順3: モデルを選ぶ
送信ボタンの横のドロップダウンでモデルを選べます。最初は既定のままで構いません。あとから同じ場所で変更できます。
手順4: やってほしいことを日本語で書く
プロンプト欄に、たとえば次のように書いて送信します。
このフォルダにある会議メモを読んで、決定事項とやることリストに分けて整理してください
手順5: 変更を確認する
Claude Codeがファイルを作ったり書き換えたりすると、変更した行数の表示(+12 -1 のような表示)が出ます。クリックすると差分を確認できます。どこまで自動で進めるかは「権限モード」で決まります。
| 権限モード | 動き |
|---|---|
| Auto | 分類器が裏で操作を確認し、危険なものだけ止める。それ以外は自動で進む |
| Manual | ファイルの編集やコマンドの実行の前に、毎回あなたに確認する |
| Accept edits | ファイル編集は自動で受け入れ、それ以外は確認する |
| Plan | ファイルを変更せず、進め方の計画だけを提案する |
慣れるまではManualにしておくと、何が起きているかを1つずつ確認できます。大きな作業の前にPlanで計画を出させてから実行するのも、公式が勧めている進め方です。
4. 最初に覚える操作5つ
公式ガイドで案内されている操作のうち、非エンジニアが最初に覚えると効くものを5つに絞ります。
@ファイル名で特定のファイルを渡す: プロンプト欄で@に続けてファイル名を打つと、そのファイルを会話に取り込めます。画像やPDFは添付ボタンやドラッグ&ドロップで渡せます/でコマンドとSkillsを呼ぶ: プロンプト欄で/を打つと、使えるコマンドやSkillsの一覧が出ます。よく使う手順を保存して呼び出す仕組みはClaude Code Skillsとはで解説しています- 権限モードを切り替える: 送信ボタンの横のセレクタで変更できます。作業の重さに応じてManualとAutoを使い分けます
- 作業が変わったら会話を切る: 関係ない作業を同じ会話で続けると、余計な文脈が溜まって使用量も増えます。話題が変わるときは新しいセッションを開くか、
/clearで会話を切ります - 使用量を確認する: モデル選択の横の使用量リングをクリックすると、会話の文脈の使用量とプランの使用状況が見えます
5. 指示の書き方の基本
Claude Codeは日本語の自然な文章で動きます。ただ、出力が思い通りにならないときは、ほぼ指示の情報不足が原因です。次の3点を入れると精度が上がります。
- 誰に向けたものか(社内の上司向け、取引先向け、など)
- 何をどの形式で出すか(表、箇条書き、1,000字以内の文章、など)
- 背景情報(前提となる資料、避けたい表現、参考にしてほしい過去のファイル)
たとえば「提案書を作って」より、次のほうが望む結果に近づきます。
製造業の総務部長向けに、AI研修導入の提案書のたたき台を作ってください。
構成は 課題→提案→費用→スケジュール。1,000字以内。
参考として @過去提案書.md の文体に合わせてください。
繰り返し伝えることになる自分のルール(役職、よく使うフォーマット、文体)は、作業フォルダに CLAUDE.md というファイルを作って書いておくと、毎回の説明が不要になります。書き方はCLAUDE.mdの書き方完全ガイドにまとめています。
6. 最初の1週間のロードマップ(Day1〜Day7)
1週間後に次の状態になっていれば、その先は自走できます。
- Codeタブで作業フォルダを開き、日本語で指示できる
- 自分の業務のテキストを渡して整理・加工してもらえる
CLAUDE.mdに自分のルールを3つ以上書いている- 「これはClaude Codeに頼める」という判断が体感でできる
Day 1: 動かす Codeタブで練習用フォルダを開き、「このフォルダに『今日のメモ』というファイルを作って、今日の日付と挨拶を書いてください」と頼みます。ファイルができれば成功です。
Day 2: 自分の仕事に使う 今日の仕事でやりかけのテキスト(会議メモ、メール下書き、競合サイトの文章のコピー)を作業フォルダに置き、「決定事項とやることに整理して」「もう少し丁寧な言い回しに直して」「特徴を3行で」と頼みます。架空の例より実物のほうが「使える」実感が出ます。
Day 3: CLAUDE.mdを作る
作業フォルダに CLAUDE.md を作り、役職・会社の業種・よく使うフォーマット・文体のルールを書きます。「私のCLAUDE.mdを読んで、理解したことを教えて」と聞けば反映を確認できます。
Day 4: 複数のファイルをまとめて扱う 「このフォルダにある3つのメモを読んで、共通する課題を3つにまとめて」と頼みます。複数ファイルをまたいだ処理は、チャット型AIから乗り換える理由になりやすい部分です。詳しくはファイルを複数添付・一括読み込みする方法を参考にしてください。
Day 5: 指示の精度を上げる Day 2〜4で「イマイチだった出力」を1つ選び、「誰に・何を・どの形式で」を足して指示を書き直します。差を体感するのが目的です。
Day 6: 繰り返し作業を1つ自動化する
週次報告のたたき台、打ち合わせメモの議事録化、問い合わせメールの返信パターン作成など、毎週やっている作業を1つ選び、手順を CLAUDE.md かSkillとして残します。8割できて2割は自分で直す、で十分です。
Day 7: 振り返り 「この1週間で一番楽になった作業」「もっとこう使えたらと思った場面」を短く書いてClaude Codeに渡し、「次の1週間でやることを3つ提案して」と頼みます。
7. 挫折しがちなポイントと回避策
「何を頼めばいいかわからない」 今日の仕事のリストを渡して「このうちClaude Codeに頼めそうなものはどれ?」と聞いてください。使い方のヒントが返ってきます。業務別の例はClaude Codeでできること一覧にまとめています。
「思った通りの出力が来ない」 指示の情報不足です。第5節の3点(誰に・何を・どの形式で)を足してください。
「勝手にファイルを書き換えられるのが怖い」 権限モードをManualにすれば、編集のたびに確認が入ります。練習用フォルダで試している限り、業務データに影響はありません。
「毎日使う時間が作れない」 毎日30分は要りません。「今日の仕事で1つだけ使う」を基準にすると続きます。
「上限に当たった」 有料プランには使用量の上限があります。作業が変わるたびに会話を切ると消費を抑えられます。上限の仕組みは料金・プランの記事の「使用量の上限」の節を参照してください。
8. 補足:ターミナル(CLI)で使う場合
デスクトップアプリとターミナル版(CLI)は同じエンジンで、CLAUDE.md・MCP・Hooks・Skills・設定を共有します(公式デスクトップガイドの記載)。ターミナルに慣れている方は、作業フォルダに移動して claude と入力すれば同じことができます。セッション内では /help でコマンド一覧、/clear で会話のリセット、/exit で終了です。
CLI版のインストール方法はインストール記事の補足に載せています。
9. この記事のポイント
- Claude Codeの使い方は「フォルダを選ぶ→日本語で指示→変更を確認」の3つ
- 有料プラン(Pro以上)とデスクトップアプリ、練習用フォルダの3点があれば始められる
- 最初はManualモードで1つずつ確認しながら進めると安心
@ファイル名、/、権限モード、会話の切り替え、使用量確認の5操作を先に覚える- 最初の1週間は「1日1回、今日の仕事に使う」。Day 3の
CLAUDE.mdがその後の使い勝手を決める
10. よくある質問
Q. プログラミングの知識は必要ですか?
A. 必要ありません。指示は日本語で書きます。コードが出てくる場面があっても、内容を理解する必要はなく「動いたか」「望む結果か」を確認できれば十分です。
Q. 無料で使えますか?
A. Claude Code本体は無料プランでは使えません。Pro(月額$20)以上が必要です。詳細は料金・プランの記事を参照してください。
Q. ChatGPTなどのチャット型AIと何が違いますか?
A. 自分のパソコンのフォルダにあるファイルを直接読み書きできる点です。複数ファイルの一括処理や、毎週の定型作業の自動化に向いています。比較はClaude Codeとは何かで整理しています。
Q. 1週間で使えるようにならなかったら?
A. Claude Code道場(claudedojo.com)の序盤の章で、この1週間の内容をハンズオン形式で進められます。道場はAnthropic公式のサービスではなく、malna株式会社が運営する学習サイトで、現在は全章を期間限定で無料公開しています。
11. 公式情報ソース
- Get started with the desktop app(Claude Code Docs)
- Desktop application(Claude Code Docs)
- Quickstart(Claude Code Docs・CLI版)
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