Claude Designは、デザインやインタラクティブなプロトタイプ、スライド、ワンページャーなどの視覚的な制作物を、Claudeとチャットしながら作れるツールです。Anthropic Labsが提供しており、Anthropicは2026年4月17日に発表しました。この記事では、公式ヘルプセンターと発表記事から、対応プラン・始め方・作れるもの・書き出し形式・管理者向け設定・注意点を整理します。仕様は更新が続くため、記載は2026年9月30日時点で確認した内容です。
目次
- Claude Designとは
- 使えるプランと有効化の初期値
- 始め方
- 作れるものと入力できる素材
- 書き出しとClaude Codeへの引き渡し
- 使用量の扱い
- 管理者が確認すること
- ベータ版の制限と注意点
- よくある質問
1. Claude Designとは
公式ヘルプでは、チャットでデザインやインタラクティブなプロトタイプ、ワンページャーなどの視覚的な成果物を作るためのツールと説明されています。発表記事によると、発表時点ではClaude Opus 4.7を搭載し、研究プレビューとして順次提供が始まりました。ヘルプセンターの現在の記載は「ベータ版」です。
文章を書くClaudeとの違いは、作業の単位が画面やスライドといった「見た目のある成果物」になる点です。修正もチャットで指示するだけでなく、コメントを付けて直接調整できると発表記事に書かれています。
2. 使えるプランと有効化の初期値
対応プランはPro、Max、Team、Enterpriseです。無料プランは対象に含まれていません。
有効化の初期値はプランで異なります。
- Pro、Max、Team:初期状態でオン
- Enterprise:オーナーが設定でオンにするまでオフ
会社で使う場合は、Teamなら追加の設定なしで使える一方、Enterpriseでは管理者の作業が先に必要です。
3. 始め方
ヘルプセンターには、次の入り口が挙がっています。
- 通常のチャットで、デザインしたい内容を依頼する
- アーティファクトのタブで、Designのテンプレートを選ぶ
- Claude Codeから使う
- スタンドアロン版(claude.ai/design)を開く
- iOS・AndroidのClaudeアプリで開く(モバイルでの編集は参照のみ)
最初は、既存のスライドや資料を渡して「この雰囲気でワンページャーを作って」と頼むのが取り組みやすい入り方です。
4. 作れるものと入力できる素材
ヘルプに挙げられている作成例は、ワンページャー、ダッシュボード、モバイルアプリのオンボーディングフロー、ランディングページ、フォーム、社内ツールなどです。
入力できる素材は次のとおりです。
- デザインシステム:GitHub、デザインファイル、ローカルのコードベースから取り込める
- 補足資料:スクリーンショット、既存アセット、提案資料、コードベース、既存のデザインファイル
- スタイルの参考:既存のスライドやドキュメント
ブランドの色や書体、部品をあらかじめデザインシステムとして読み込ませておくと、出力が自社の見た目に揃いやすくなります。
5. 書き出しとClaude Codeへの引き渡し
ヘルプに記載されている書き出し先は、zipのダウンロード、PDF、PPTX、Google Slides、単体で動くHTMLです。ほかに、外部ツールとの連携と、Claude Codeへの引き渡しにも対応しています。
デザインを実装に移す場合は、Claude Codeへ引き渡してコードにする流れが公式に想定されています。Claude Codeの基本はClaude Codeとは?初心者向けガイドで確認できます。
6. 使用量の扱い
ヘルプによると、Claude Designの利用はほかの作業と同じ使用上限に含まれ、専用の枠はありません。複雑なプロジェクトほど消費が増えます。プランごとの上限の違いはClaudeの料金プラン完全ガイドで整理しています。
7. 管理者が確認すること
管理者向けガイドには、次の内容があります。
- Teamプランでは初期状態でオン。Enterpriseではオーナーが有効にするまでオフ
- スタンドアロン版は、組織設定のClaude Designにある「Enable for your organization」で切り替える
- 会話内のDesignテンプレートは、アーティファクトの管理画面で個別に設定する
- Enterpriseではカスタムロールでスタンドアロン版へのアクセスを制御できる
展開の順序として、まずデザインシステムを整え、次にデザインチーム、製品チーム、全社へと広げる4段階が例示されています。
8. ベータ版の制限と注意点
ヘルプセンターには、ベータ版の既知の制限として、コメントが抜け落ちる場合があること、大きなコードベースでの動作の重さ、複数人での同時編集の不安定さ、バージョン履歴が未実装であることが挙げられていました。業務の本番資料に使うときは、書き出したデータを別に保管し、重要な成果物は人が最終確認してください。
9. よくある質問
Q: 無料プランは対象ですか。 A. 対応プランはPro、Max、Team、Enterpriseです。無料プランは公式ヘルプの対象に含まれていません。
Q: スマートフォンでも作れますか。 A. iOS・Androidアプリで開くことはできますが、編集は参照のみと記載されています。
Q: 作ったものをそのままスライドにできますか。 A. PPTXとGoogle Slidesへの書き出しに対応しています。
Q: 生成した内容は、そのまま公開してよいですか。 A. 公式ヘルプに公開可否の基準はありません。取り込んだ素材の権利や、出力の内容は、公開前に自社で確認してください。
まとめ
- Claude Designは、チャットでデザイン・プロトタイプ・スライドを作るAnthropic Labsのツールで、2026年4月17日に発表された
- 対応プランはPro、Max、Team、Enterprise。Enterpriseは管理者が有効にするまでオフ
- 入力はデザインシステムやスクリーンショット、資料。出力はPDF、PPTX、Google Slides、HTML、zip、Claude Codeへの引き渡し
- 使用量は他の作業と共通の上限に含まれる
- ベータ版のため、既知の制限を踏まえて最終確認は人が行う
Excelなど既存のOffice業務にClaudeを組み込みたい場合は、Claude for Excel・PowerPoint・Wordの使い方もあわせてご覧ください。
本記事は2026年9月30日時点でAnthropic公式の記載を確認して作成しています。機能名・対応プラン・制限は変更される可能性があるため、利用前に最新のヘルプセンターをご確認ください。




