Claudeは日本語で指示でき、日本語で回答を受け取れます。ただし「日本語にどこまで対応しているのか」は、会話の性能、画面の表示言語、Claude Codeの設定の3つに分けて見ると整理しやすくなります。この記事では、Anthropicの公式ドキュメントで確認できた内容だけをもとに、それぞれの対応状況と設定方法をまとめます。記載は2026年9月30日時点の確認内容です。
目次
- 会話の性能:日本語は評価対象に入っている
- 画面の表示言語を日本語にする
- Claude Codeで日本語を使う設定
- Claude Codeの音声入力は日本語に対応
- 日本語で指示するときのコツ
- よくある質問
1. 会話の性能:日本語は評価対象に入っている
公式の多言語対応ページには、Claudeは標準的なUnicode文字を使うほとんどの言語で入出力でき、英語以外でも高い性能を保つと書かれています。
同ページの性能表では、英語の成績を100%としたときの日本語の値が示されています。ゼロショットの思考連鎖評価で、Claude Sonnet 4.5(拡張思考あり)が96.8%、Claude Haiku 4.5(同)が93.5%です。この数値は、MMLU(英語の知識問題)をプロの翻訳者が14言語に訳したものを使った評価で、日本語の実務品質を直接測ったものではありません。古いモデルの値である点にも注意が必要です。
同ページは、本番のアプリケーションでは応答言語をシステムプロンプトで明示するよう勧めています。
2. 画面の表示言語を日本語にする
Claudeのウェブ版とデスクトップアプリでは、画面の言語を切り替えられます。ヘルプセンターの手順は次のとおりです。
- 左下のプロフィールアイコンをクリックする
- 「Language」を開く
- 日本語を選ぶ
ヘルプの言語一覧に日本語が含まれています。表示言語を変えなくても、会話は任意の言語で行えます。ボイスモードは、表示言語とは別に「Settings > General」の「Voice > Language」で言語を設定します。
3. Claude Codeで日本語を使う設定
Claude Codeには、Claudeの応答言語を決めるlanguage設定があります。音声入力のドキュメントによると、設定は/configから、または設定ファイルに直接書いて変更できます。設定ファイルでは次のように指定します。
{
"language": "japanese"
}
BCP 47の言語コード(日本語はja)でも、言語名でも指定できます。languageが空のときの音声入力は英語になります。日本語のままやり取りしたい方は、この設定を入れておくと迷いません。Claude Codeそのものの導入はClaude Codeのインストール方法、最初の1週間の進め方はClaude Code最初の1週間で解説しています。
4. Claude Codeの音声入力は日本語に対応
Claude CodeのCLIには、話した内容をプロンプトに文字起こしする音声入力があります。ドキュメントの対応言語の一覧に日本語(ja)が含まれています。使う条件は次のとおりです。
/voiceで有効にする- Claude.aiアカウントでログインしている(APIキー直接、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryでの利用では使えない)
- 手元にマイクがある(クラウドセッションやSSHセッションでは使えない)
日本語は単語ごとに数えられるため、タップモードやautoSubmit設定で自動送信されると明記されています。文字起こしに使う音声はAnthropicのサーバーへ送られるので、社内の情報管理規程に照らして利用可否を判断してください。
5. 日本語で指示するときのコツ
公式の多言語ページは、入力言語と出力言語を明示すると安定すること、ローマ字などの音写ではなくその言語の文字で入力すること、文化的な背景も考慮することを挙げています。日本語の業務で使うときは、次のように読み替えられます。
- 「日本語で、です・ます調で」のように文体を指定する
- 翻訳を頼むときは元の言語と訳す言語の両方を書く
- 社内用語は説明を添えるか、用語集を渡す
指示文の書き方を詳しく知りたい方は、Claude Codeのプロンプトの書き方もご覧ください。
6. よくある質問
Q: 日本語で質問すると精度が落ちますか。 A. 公式の評価では、日本語の値は英語基準の約9割台後半(Sonnet 4.5・拡張思考ありで96.8%)です。ただし特定の業務でどう出るかは別の話なので、実際の文書で試して確かめてください。
Q: Claudeの画面を日本語にできますか。 A. できます。プロフィールアイコンの「Language」から日本語を選びます。
Q: Claude Codeに日本語で指示しても大丈夫ですか。
A. 日本語での指示は可能です。応答言語を固定したい場合はlanguage設定を使います。
まとめ
- 公式の多言語評価に日本語が含まれ、英語基準で96.8%(Sonnet 4.5・拡張思考あり)と示されている。ただし翻訳版MMLUでの評価である
- 画面の表示言語は「Language」から日本語に切り替えられる
- Claude Codeは
language設定で応答言語を指定でき、音声入力も日本語に対応する - 音声入力にはClaude.aiアカウントでのログインが必要で、音声はAnthropicのサーバーで処理される
本記事は2026年9月30日時点でAnthropic公式ドキュメントの記載を確認して作成しています。対応モデルや設定項目は変更される可能性があります。



