「白紙のスライドを前に、どこから始めるか30分考え続けた」。そんな経験はありませんか。
この記事でわかること: Claude Codeは構成・スライド本文・話すセリフ・想定質問をすべて生成できます。直接スライドファイルは作れませんが、「考える時間」を大幅に削減できます。4つのステップとGoogle スライドへの落とし込み方法を指示例付きで解説します。
目次
- Claude Codeとプレゼン資料の関係
- ステップ1: まず構成を作らせる
- ステップ2: 各スライドの本文を書かせる
- ステップ3: 話すセリフ(スピーカーノート)を作らせる
- ステップ4: 想定質問と回答を作らせる
- Google スライド・PowerPointへの落とし込み
- 作業ステップと所要時間の目安
- よくある質問
Claude Codeとプレゼン資料の関係
Claude Codeとは、Anthropicが提供するAIツールです。テキストで指示を出すと、文章・構成・分析結果などを生成してくれます。
Claude Codeは単体ではPowerPointやGoogle スライドのファイルを生成しません。しかし、プレゼン作成で最も時間がかかる2つの工程、「構成を決めること」と「各スライドに書くテキストを考えること」は高精度で生成できます。
スライドの中身が決まれば、Google スライドへの入力作業は30分以内に終わります。「作業時間の大半は考える時間」という前提で使うと、Claude Codeの価値が明確になります。
当社でも以前は資料作成に半日かかることがありました。Claude Codeを使うようになってから、構成に悩む時間がほぼなくなり、たたき台が10分で出てくるので、修正することに集中できます。
ステップ1:まず構成を作らせる
プレゼン資料の作成はいきなり中身を書かせず、まず構成から始めます。
以下の条件でプレゼン資料の構成を作ってください。
【目的】
- 社内の部長陣(6名)に、来期の採用方針の変更を提案する
【条件】
- 発表時間: 15分(質疑応答別)
- スライド枚数: 10〜12枚
- 聴衆の特徴: 採用経験はあるが、数値管理は専任の担当者に任せている
- 決めてほしいこと: 採用チャネルをA社からB社に変更することの承認
【出力形式】
- スライドタイトル一覧(番号付き)
- 各スライドで伝えたいポイントを1〜2文
構成が出てきたら、修正したい部分を指示してフィードバックします。「3枚目と4枚目の順番を逆にして」「7枚目は削除して全体を10枚以内に収めて」など、具体的な修正が伝えやすくなります。
ステップ2:各スライドの本文を書かせる
構成が確定したら、スライドごとの本文を作らせます。一度に全スライド分を求めると品質が落ちるため、2〜3枚ずつ依頼するのがコツです。
先ほどの構成の1〜3枚目のスライド本文を書いてください。
【条件】
- 各スライドの本文は箇条書き3〜5項目
- 1項目は20〜30字以内(スライドに収まる長さ)
- 専門用語は使わない
- 数値を根拠として入れる場合は「(確認が必要な数値)」と括弧でわかるように明示する
ステップ3:話すセリフ(スピーカーノート)を作らせる
スライドの本文が完成したら、発表時に話す原稿を作らせます。
以下のスライド本文を読んで、発表時のセリフ原稿を書いてください。
【スライド本文】
(ここにスライドの文章を貼り付ける)
【条件】
- 時間: このスライドで2〜3分
- 話しかけるようなです・ます調(「皆さんもご存知の通り〜」のような出だし不要)
- 数値や事実には一言説明を加える
- このスライドで「聴衆に一番伝えたいこと」を最後の一文に凝縮する
ステップ4:想定質問と回答を作らせる
プレゼンで最も緊張するのが質疑応答です。「一人ツッコミ」形式で想定質問を出してもらうことで、準備の精度が上がります。
このプレゼン全体を読んで、聴衆(部長陣)から出そうな質問を5つ出してください。
それぞれに対して「こう答えれば良い」という回答例も一緒に出してください。
【回答の条件】
- 否定的・批判的な質問も含める(厳しめにしてほしい)
- 回答は60〜80字程度
- わからない場合の回答は「持ち帰り確認」を正直に選択肢に入れる
当社でこれをやり始めてから、「想定外の質問で焦る」ことがほぼなくなりました。人前で考える負荷が下がると、話すこと自体に集中できます。
Google スライド・PowerPointへの落とし込み
スライドのタイトル・本文・スピーカーノートが揃ったら、あとはツールへの入力です。
Google スライドであれば「アウトラインから作成」機能を使うと、テキストを一括で流し込めます。Claude Codeに「Google スライドのアウトライン形式でテキストを出力して」と指示すれば、貼り付けるだけで骨格が完成します。
このスライド構成をGoogle スライドのアウトライン形式で出力してください。
(スライドタイトル→箇条書き本文の順で)
作業ステップと所要時間の目安
| ステップ | 作業内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 構成の作成・確認 | 10〜15分 |
| 2 | 各スライド本文の生成 | 20〜30分 |
| 3 | スピーカーノートの作成 | 15〜20分 |
| 4 | 想定質問と回答の作成 | 10〜15分 |
| 5 | Google スライドへの入力 | 20〜30分 |
| 合計 | — | 約75〜110分 |
従来の「最初から自分で書く」場合と比べると、作業時間が約60%削減されています。とくに効果が大きいのは構成とスピーカーノートの工程です。
この記事のポイント
- Claude Codeはスライドファイルを生成しないが、構成・本文・スピーカーノート・想定質問はすべて生成できる
- 構成は「目的・聴衆・決めてほしいこと」の3点を伝えることが精度の鍵
- 本文は2〜3枚ずつ依頼する方が品質が上がる
- 想定質問の準備に使うと質疑応答の焦りが大幅に減る
- Google スライドのアウトライン機能と組み合わせることで入力作業も短縮できる
よくある質問
Q. スライドのデザインもClaude Codeで作れますか?
テキストの生成のみで、デザインや配色の設定はできません。デザインはGoogle スライドやCanvaのテンプレートを活用することをおすすめします。
Q. 発表時間が5分しかない短いプレゼンにも使えますか?
使えます。「発表時間5分・スライド5枚」と指定すれば、その枚数に収まる構成を作ってくれます。短いプレゼンほど構成の重要度が高いため、むしろ効果的です。
Q. 社外向けプレゼンに使う場合、機密情報はどう扱えばよいですか?
具体的な数値・顧客名・未公表の戦略などは入力しないことを基本としています。「金額は(仮)とする」などのプレースホルダーを使って指示する方法がおすすめです。
Q. 構成の指示が複雑すぎて何度も直しが発生する場合は?
「目的・聴衆・決めてほしいこと」の3点が明確になっているかを確認してください。この3点が曖昧な場合に修正が多くなる傾向があります。
公式情報・参考リソース
資料作成の効率化については「Claude Codeで資料作成を効率化する方法」でも詳しく解説しています。
指示の精度を上げたい方は「Claude Codeへの指示の書き方」も参考にしてください。
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