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CLAUDE.mdの書き方完全ガイド【テンプレート付き・非エンジニア向け】

2026年4月1日

この記事でわかること

  • CLAUDE.md の役割と「毎回説明しなくて済む仕組み」の作り方
  • 必ず書くべき5つのセクション
  • 職種別 CLAUDE.md の記述例(営業・人事・マーケ・経営者)
  • よくある書き方の失敗パターンと改善例

目次

  1. CLAUDE.md とは
  2. ファイルの置き場所
  3. 必ず書くべき5つのセクション
  4. 最初の一歩:10行で書いてみる
  5. 職種別テンプレート
  6. よくある書き方の失敗パターンと改善例
  7. CLAUDE.md を育てるコツ
  8. Skills との組み合わせ
  9. FAQ
  10. まとめ
  11. 公式情報ソース

当社が Claude Code を使い始めた最初の2週間、私は Claude Code を起動するたびに同じ文章を打ち込んでいました。「日本語のです・ます調で返答してください」「結論を最初に書いてください」「社名は malna(マルナ)と書いてください」——。

ある日、同じことをやっていたメンバーに気づきました。「それ、毎回書いてるんですか?」「はい、毎回」。

CLAUDE.md を知ったのは、そのあとすぐのことです。


1. CLAUDE.md とは

CLAUDE.md とは、Claude Code に「あなたの仕事スタイルとルール」を一度だけ伝えておくための設定ファイルです。Claude Code を起動するたびに自動で読み込まれるため、「毎回の説明」が完全に不要になります。

ファイル形式はシンプルなテキスト(Markdown)で、プログラミングの知識は不要です。「日本語で箇条書きを書くだけ」で動きます。

いまの当社の CLAUDE.md は 300 行以上あります。最初は 10 行でした。使いながら育てていった結果です。

CLAUDE.md があると何が変わるか

CLAUDE.md なしCLAUDE.md あり
毎回「日本語で返して」と書く自動で日本語で返ってくる
毎回フォーマットを指定する自動で指定フォーマットで出てくる
社名の表記が毎回ブレる正式表記で統一される
文体が毎回違う一貫したトーンで出てくる

2. ファイルの置き場所

CLAUDE.md には2種類の置き場所があります。

グローバル設定(どの作業をしていても必ず読み込まれる)

~/.claude/CLAUDE.md

Mac のホームディレクトリにある .claude フォルダに置きます。ここに書いたルールは、どのフォルダで Claude Code を起動しても適用されます。

プロジェクト設定(特定のフォルダの作業にだけ適用したい場合)

[プロジェクトフォルダ]/CLAUDE.md

グローバルとプロジェクトの両方があれば、両方読み込まれます。当社は「全員共通のルール」をグローバルに、「案件ごとの情報」をプロジェクトフォルダに入れています。


3. 必ず書くべき5つのセクション

CLAUDE.md に何を書くか迷ったら、以下の5つのセクションを目安にしてください。

セクション1: 役職・担当業務

# 私について
- 会社名: [会社名]
- 役職: [役職名]
- 主な業務: [提案書作成 / 採用 / マーケティング など]

Claude Code に「誰のために動いているか」を伝えます。これがあるだけで、業界・役割に合った文章が返ってきやすくなります。

セクション2: 返答のルール

# 返答のルール
- 日本語のです・ます調で返答する
- 結論を最初に書く
- 数値を使うときは出典を明記する
- 箇条書きは3〜5項目にまとめる

毎回「ですます調で」「結論ファーストで」と書いていた指示を、ここにまとめます。

セクション3: よく使うフォーマット

# よく使うフォーマット

## 提案書
1. 課題の整理(現状・問題点)
2. 提案内容(施策3つ以内)
3. 期待効果(数値で示す)
4. スケジュール(概算)
5. 費用感

## 議事録
- 日時・参加者
- 決定事項(箇条書き)
- 次のアクション(担当者・期限付き)

チームで使っているフォーマットをここに書いておくと、「議事録を作って」という一言で正しいフォーマットで出てきます。

セクション4: 注意事項・禁止事項

# 注意事項
- 「革新的」「最先端」「パラダイムシフト」は使わない
- 競合他社の名指し批判はしない
- 数値の根拠がないものは断言しない(「〜の可能性があります」と書く)
- 未確認の情報を事実として断言しない

「これだけはやってほしくない」というルールを先に書いておくことで、修正の往復が減ります。

セクション5: よく使う指示・Skill の定義

# よく使う指示

## /daily-report
今日の業務を振り返って日報を書いてください。
フォーマットは「よく使うフォーマット」の「日報」セクションを使ってください。

## /weekly-report
先週1週間の活動をまとめて週次報告を作成してください。

この5つが揃っていれば、初期の CLAUDE.md として十分機能します。


4. 最初の一歩:10行で書いてみる

最初から完璧な CLAUDE.md を作ろうとしなくていいと感じています。書くべきことは、使いながらわかってきます。

まずはこれだけ書けば十分です。

# 私について
- 会社: [会社名]
- 役職: [職種・役職]
- 主な業務: [提案書作成 / 議事録 / データ分析 など]

# 返答のルール
- 日本語のです・ます調で返答する
- 結論を最初に書く
- 箇条書きは3〜5項目にまとめる

これだけでも、毎回「ですます調で」と書く手間がなくなります。


5. 職種別テンプレート

営業職向け

# 私の役割
会社名: [会社名]
担当: 法人営業

# 返答のルール
- 日本語のです・ます調で返答する
- 数値・データを使うときは出典を明記する
- 曖昧な情報は「〜だと考えています」と主語を明確にする

# よく使う文章フォーマット

## 提案書
1. 課題の整理(現状・問題点)
2. 提案内容(施策3つ以内)
3. 期待効果(数値で示す)
4. スケジュール(概算)
5. 費用感

## 商談後フォローメール
件名: 本日はありがとうございました
構成: お礼→提案要約→次のアクション→署名

# 業界・固有名詞
- 競合: [競合A] [競合B]
- よく出る業界用語: [SaaS] [ARR] [チャーン]

営業職は「提案書・フォローメール・競合比較」の3つをフォーマット化しておくと特に効きます。

企画・マーケティング職向け

# 私の役割
担当: マーケティング・コンテンツ企画

# 返答のルール
- 読み手が「で、何が言いたいの?」と思わないよう結論ファースト
- 数字は具体的に(「多い」ではなく「3倍」)
- NG表現: 「革新的」「最先端」「パラダイムシフト」

# よく作るもの
- SNS投稿(X/LinkedIn)
- プレスリリース
- 社内企画書
- インタビュー原稿

# ブランドトーン
- 親しみやすく、でも軽すぎない
- 技術用語は使わない
- 読者は「AIに興味はあるが詳しくない30〜40代のビジネスパーソン」

人事・採用担当向け

# 私の役割
担当: 採用・HR

# 返答のルール
- 求職者が読むものは丁寧な敬語で
- 社内向け文書はです・ます調
- 法的リスクがある表現(年齢・性別の制限など)は使わない

# よく作るもの
- 求人票
- スカウトメッセージ
- 面接フィードバック
- オファーレター

# 採用ポジション情報
[ここに採用中のポジションを書いておく]

採用担当の場合、「現在の採用ポジション情報」を CLAUDE.md に書いておくと、スカウトメールや求人票の精度が大幅に上がります。

経営者・役員向け

# 私の役割
- 役職: 代表取締役
- 会社概要: [事業内容・規模・ステージ]
- 主な課題: [採用・売上・組織など]

# 返答のルール
- 意思決定に必要な情報を優先して出す
- 可能性・リスクを同時に示す
- 根拠のない楽観論は書かない
- 結論を最初に、根拠はその後に

# よく使うもの
- 役員会議の資料
- 投資家向けのサマリー
- 採用・人材に関する意思決定資料

# 会社情報
- 会社名: [正式表記]
- 事業年度: [期間]
- 主要KPI: [売上 / 採用 / 活用率など]

6. よくある書き方の失敗パターンと改善例

失敗1: 何でも書こうとして長くなりすぎる

失敗例

# ルール
毎回です・ます調で書いてください。また、英語が混じるときはカタカナで書いてください。
数値を出すときは根拠を明記してください。競合他社の名指しをしないでください。
返答は長くなりすぎず簡潔にまとめてください。ただし重要な情報は省略しないでください。
(以下、延々と続く)

改善例

# 返答のルール
- です・ます調
- 英語はカタカナ表記
- 数値には出典を付ける
- 競合の名指し禁止
- 重要情報は省略しない、ただし簡潔に

箇条書きで短く書く方が、Claude Code も読み取りやすくなります。

失敗2: 抽象的すぎて機能しない

失敗例

いい感じの文章で書いてください。
プロフェッショナルなトーンで。

改善例

- 文体: 丁寧なです・ます調(「〜となります」は使わない)
- 構成: 結論を最初に、理由は箇条書きで3つ以内
- 文字数: 各回答は500字以内

「いい感じ」「プロフェッショナルな」は解釈が曖昧です。具体的な言葉で書くことが大切です。

失敗3: 一度書いて放置する

失敗例 最初に書いた CLAUDE.md を半年間更新せず、業務内容が変わっても古いルールのままになっている。

改善例 「この返答、いつもこうしてほしいのに」と感じた瞬間に追記する習慣をつける。感じた瞬間に書かないと忘れます。月に一度だけ整理して、重複や古くなったルールを削除する。

失敗4: 固有名詞を書いていない

失敗例 会社名・サービス名・競合名などを書いていないため、毎回違う表記で出てくる。

改善例

# 固有名詞・表記ルール
- 会社名: [正式表記](略称: [略称])
- サービス名: [サービス名](カタカナ表記: [読み方])
- よく出る固有名詞: [A社] [B社] [ツール名]

正式表記を一度書いておくだけで、以後すべての出力で統一されます。

失敗5: フォーマットをフォーマットで定義していない

失敗例 「議事録形式で書いてください」と書いているが、何が議事録形式なのかを定義していない。

改善例

# 議事録フォーマット
- 日時・参加者
- 背景・目的(1〜2文)
- 決定事項(箇条書き、担当者・期限付き)
- 次のアクション(箇条書き、担当者・期限付き)
- 未解決事項(あれば)

フォーマット名と具体的な構成をセットで書いておくことで、「議事録を作って」という一言で正しい形式が出てきます。


7. CLAUDE.md を育てるコツ

CLAUDE.md は「追記ありき」で育てていくものだと感じています。

当社でやっているのは、「この返答、いつもこうしてほしいのに」と感じた瞬間に CLAUDE.md に追記する、というルールです。感じた瞬間に書かないと、次に起動したときにはもう忘れています。

月に一度だけ整理して、重複や古くなったルールを削除する。これを繰り返しているうちに、気づけばかなり使いやすい状態になっていました。

「毎回同じ指示を出しているな」と感じたら、それが CLAUDE.md に書くべき内容のサインです。


8. Skills との組み合わせ

CLAUDE.md で「常時ルール」を設定し、Skills で「よく使う作業をコマンド化」するのが、Claude Code を最大限に活用するパターンだと感じています。

  • CLAUDE.md → 「日報はこのフォーマットで書く」という定義
  • /daily-report スキル → 「今日の業務を振り返って日報を書いて Slack に投稿する」という実行

CLAUDE.md が「あなたらしさ」を定義し、Skills が「繰り返し作業」を自動化する。この組み合わせができてからが、Claude Code 活用の本番だと感じています。


9. FAQ

Q: CLAUDE.md を書いてもすぐに反映されますか?

A: はい。Claude Code を起動するたびに自動で読み込まれます。すでに起動中の Claude Code には反映されないため、一度終了して再起動してください。

Q: どれくらいの長さが適切ですか?

A: 最初は 10〜30 行で十分です。長くなりすぎると Claude Code が読み取りにくくなることもあります。不要なルールは削除して、常に「今の自分に必要なルール」だけを残す意識が大切です。

Q: チームで共通の CLAUDE.md を使えますか?

A: 使えます。チーム共通の CLAUDE.md を作って全員に配布する方法と、プロジェクトフォルダにチーム用 CLAUDE.md を置く方法があります。詳しくは「チームに Claude Code を導入する方法」を参照してください。

Q: Windows でも同じように使えますか?

A: はい。Windows の場合、グローバル設定の置き場所は C:\Users\[ユーザー名]\.claude\CLAUDE.md になります。

Q: プロジェクト CLAUDE.md とグローバル CLAUDE.md は両方読まれますか?

A: 両方読まれます。プロジェクト CLAUDE.md の内容がグローバルの内容に上乗せされます。


10. まとめ

  • CLAUDE.md とは、Claude Code に「あなたのルールとスタイル」を一度だけ記憶させる設定ファイル
  • 必ず書くべき5つのセクションは「役職・返答ルール・フォーマット・注意事項・よく使う指示」
  • 職種別テンプレートを活用して、自分の業務に合った形にカスタマイズする
  • 「毎回同じ指示を出している」と気づいたらすぐに CLAUDE.md に追記する習慣が大切
  • Skills との組み合わせで「ルールの定義」と「繰り返し作業の自動化」が両立する

11. 公式情報ソース

  • Anthropic 公式ドキュメント(CLAUDE.md): https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/memory
  • claudecode道場: https://claudedojo.com

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