Claude Certified Developer – Foundations(試験コード:CCDV-F)は、Anthropicが提供する公式技術認定資格の一つで、Claude API・Claude Agent SDK・Claude Code・MCP(Model Context Protocol)を使って本番アプリケーションを構築するエンジニア向けに設計されています。受験料は$125 USD、出題数は53問、出題範囲は8つのドメインに分かれています。この記事では、公式Exam Guide(Version 1.0・2026年7月発効)にもとづいて、CCDV-Fの試験概要・出題範囲・対象者・受験の流れを整理します。数値や仕様はすべて公式Exam Guideに記載された内容のみを扱い、確認できていない情報は「未確認」と明記します。
目次
- CCDV-Fとは何か
- 試験の基本情報(2026年8月時点)
- 出題範囲:8ドメインの重み分析
- 受験対象者・推奨される経験
- 非エンジニアの方にはCCAO-Fが適切
- 受験の流れ(登録から当日まで)
- 他のClaude認定資格との違い
- 公式情報ソース
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
1. CCDV-Fとは何か
CCDV-Fは、Anthropicが実施するClaude認定資格4種類のうちの一つです。名称のとおり「Developer(開発者)」向けの資格で、Claude APIやClaude Agent SDKを使ったアプリケーション開発、Claude Codeを使った開発ワークフロー、MCPによる外部ツール連携など、コーディングを伴う実務スキルを証明する試験として位置づけられています。
公式Exam Guideによれば、対象者はAI/MLエンジニア・テックリード・シニアエンジニアなど、ClaudeをAPIやAgent SDK経由で本番システムに組み込む開発者です。「Claudeを使ったことがある」レベルではなく、「Claudeを使って動くアプリケーションを設計・実装・運用できる」ことを証明する試験という位置づけです。
2. 試験の基本情報(2026年8月時点)
公式Exam Guide(Version 1.0・2026年7月発効)に記載された試験概要は次のとおりです。以下は2026年8月時点で確認できた内容であり、今後変更される可能性があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題数 | 53問(選択式・複数選択式。各問に選択数が明記される) |
| 試験時間 | 120分 |
| 受験形式 | Pearson VUEによる監督付き試験(オンライン監督またはテストセンター) |
| 合格ライン | 100〜1,000点のスケールスコアで720点以上 |
| 結果通知 | 合否・スケールスコア・ドメイン別正答率が通知される |
| 受験料 | $125 USD |
| 有効期間 | 認定授与日から12ヶ月間 |
| 前提資格 | なし(推奨される経験はあるが、必須の前提資格・必須コースはない) |
3. 出題範囲:8ドメインの重み分析
公式Exam Guideによると、CCDV-Fの出題範囲は次の8ドメインとその出題比重で構成されています。
| ドメイン | 内容 | 出題比重 |
|---|---|---|
| 1 | Agents and Workflows(エージェント設計・ワークフロー) | 14.7% |
| 2 | Applications and Integration(アプリケーション構築・統合) | 33.1% |
| 3 | Claude Code(Claude Codeの活用) | 3.1% |
| 4 | Eval, Testing, and Debugging(評価・テスト・デバッグ) | 2.6% |
| 5 | Model Selection and Optimization(モデル選定・最適化) | 16.8% |
| 6 | Prompt and Context Engineering(プロンプト設計・コンテキスト設計) | 11.0% |
| 7 | Security and Safety(セキュリティ・安全性) | 8.1% |
| 8 | Tools and MCPs(ツール設計・MCP活用) | 10.6% |
この重み付けから読み取れる特徴が二つあります。
一つ目は、「Applications and Integration」が33.1%と全ドメイン中で最も大きく、8ドメインの3分の1近くを占めている点です。ClaudeをAPI経由でどう本番アプリケーションに統合するか、という実装力そのものが試験の中心に置かれていると考えられます。
二つ目は、「Claude Code」単体のドメインが3.1%と、思ったより小さい比重にとどまっている点です。試験名やCCDV-Fという資格の位置づけから「Claude Codeの使い方を問う試験」という印象を持たれることがありますが、実際の出題範囲を見ると、Claude Codeの操作知識よりも、API統合・モデル選定・ツール設計といったより広い開発スキルが問われる設計になっています。Claude CodeのMCP活用やプロンプト設計の基礎は、それぞれ「Tools and MCPs」「Prompt and Context Engineering」ドメインの土台となる考え方と重なる部分がありますが、CCDV-Fの合格にはこれらに加えてAPI統合・モデル選定・評価テストまで含めた実務経験が必要になります。
4. 受験対象者・推奨される経験
公式Exam Guideは、CCDV-Fの対象者として次のような経験を推奨しています。
- ソフトウェア開発の実務経験1〜5年程度
- Claudeなど大規模言語モデル(LLM)システムを使ったハンズオン経験6ヶ月以上
- Python・TypeScriptなどのプログラミング言語の実務経験
- REST APIやCLI(コマンドラインインターフェース)の利用経験
一方で、非技術職・Claudeをカジュアルに利用するだけの方・プロンプト作成のみを職務とする方は、CCDV-Fの対象外とされています。これらの経験は「推奨」であり、前述のとおり必須の前提資格ではありません。したがって推奨経験に満たない場合でも受験自体は可能ですが、出題範囲の性質上、実務経験がないまま合格するのは難しいと考えられます。
5. 非エンジニアの方にはCCAO-Fが適切
「Claudeを業務でよく使っているが、コーディングはしない」というビジネス職の方には、CCDV-FではなくClaude Certified Associate – Foundations(CCAO-F)の方が対象像に近い可能性があります。CCAO-Fは、Claudeを生産性ツールとして使うオペレーション・マーケティング・PM・教育・広報などの職種を対象にしており、受験料は$99 USD、出題数は60問です。ソフトウェア開発やAPI利用の経験は前提とされていません。
自分がどちらの資格に向いているかを判断する際は、「コードを書いて本番システムを作る側かどうか」を一つの目安にするとよいでしょう。
6. 受験の流れ(登録から当日まで)
公式ページによると、CCDV-Fを含むClaude認定資格4種類は、いずれも次の流れで受験します。
- Anthropic Partner Academyの該当認定ページで、Exam Guideと受験規約を確認する
- 登録・決済を行う(パートナーティアに応じた割引がチェックアウト時に反映されると公式に案内されています)
- Pearson VUEのアカウントを作成する
- 受験日時と受験形式(オンライン監督またはテストセンター)を予約する
予約変更・キャンセルは受験日時の24時間前まで可能です。24時間以内の変更・キャンセルは受験料が没収されます。当日は、登録名と完全に一致する政府発行の有効な写真付き身分証の提示が必要です。
7. 他のClaude認定資格との違い
Claude認定資格は現在4種類あり、対象者・受験料・出題数がそれぞれ異なります。
| 資格 | 受験料 | 出題数 | 対象者 |
|---|---|---|---|
| Claude Certified Associate – Foundations(CCAO-F) | $99 USD | 60問 | Claudeを業務で使うビジネス職 |
| Claude Certified Developer – Foundations(CCDV-F) | $125 USD | 53問 | API・Agent SDK・Claude Code・MCPで本番アプリを構築するエンジニア |
| Claude Certified Architect – Foundations(CCAR-F) | $125 USD | 60問 | Claude Agent SDK・Claude Code・MCPで本番ソリューションを設計するアーキテクト |
| Claude Certified Architect – Professional(CCAR-P) | $175 USD | 63問 | ミドル〜シニアのソリューションアーキテクト・AI/MLエンジニア・テックリード |
CCDV-Fが「実装力」を問う試験であるのに対し、Claude Certified Architect – Foundations(CCAR-F)はシナリオベース試験で、より上流の「設計力」に比重を置いた出題構成になっています。開発の実務経験を積んだ上で、次のステップとしてCCAR-Fを検討するという考え方も成り立ちます。4資格全体の比較はClaude認定資格まとめ、勉強法はClaude認定資格の勉強法・対策ロードマップで解説しています。
8. 公式情報ソース
- Claude Certified Developer – Foundations Exam Guide(公式PDF)(出題ドメイン・重み付け・試験形式の一次情報)
- Anthropic Partner Academy - 認定資格一覧(4資格の対象者・受験料の一次情報)
- Pearson VUE - Anthropic(受験予約に関する一次情報)
9. よくある質問(FAQ)
Q. CCDV-Fは日本語で受験できますか?
A. Exam Guideは英語で提供されており、日本語での受験可否は公式情報では明記されていません(2026年8月時点)。受験を検討する場合は、公式ページで最新の受験言語について確認してください。
Q. CCDV-Fに必須の前提資格はありますか?
A. ありません。公式Exam Guideには「Prerequisites: none」と明記されています。ソフトウェア開発経験1〜5年やLLMシステムのハンズオン経験6ヶ月以上は推奨される経験であり、必須の受験要件ではありません。
Q. CCDV-FとCCAR-Fはどちらを受けるべきですか?
A. CCDV-Fは「Applications and Integration」(33.1%)が中心で、Claude API・Agent SDK・MCPを使った実装力を問う試験です。CCAR-Fはシナリオベースの出題形式で、エージェント設計やオーケストレーションなど、より上流の設計力に比重があります。どちらを先に受けるべきかという公式の推奨順序は確認できていませんが、実装経験を積んだ上でCCAR-Fに進むという考え方もあります。
Q. 受験料の割引はありますか?
A. 受験料はチェックアウト時にパートナーティアに応じた割引が反映されると公式に案内されています。具体的な割引率や適用条件は、公式の受験登録ページで確認してください。
Q. 予約の変更・キャンセルはできますか?
A. 受験日時の24時間前までであれば変更・キャンセルが可能です。24時間以内の変更・キャンセルは受験料が没収される扱いになっています。
Q. 試験結果はどのように通知されますか?
A. 合否に加えて、100〜1,000点のスケールスコアと、ドメインごとの正答率が通知されます。合格ラインは720点以上です。
10. まとめ
- CCDV-Fは、Claude API・Agent SDK・Claude Code・MCPで本番アプリケーションを構築するエンジニア向けの公式認定資格
- 受験料$125 USD・出題数53問・試験時間120分・合格ラインはスケールスコア720点以上
- 出題範囲は8ドメインで構成され、「Applications and Integration」が33.1%と最も大きく、「Claude Code」単体は3.1%にとどまる
- 推奨経験はソフトウェア開発1〜5年・LLMシステムのハンズオン6ヶ月以上・Python/TypeScript・REST API/CLIだが、いずれも必須の前提資格ではない
- コーディングを伴わないビジネス職には、CCDV-FよりCCAO-Fの方が対象像に近い可能性がある
- 4資格全体の比較や勉強法は、Claude認定資格まとめと勉強法・対策ロードマップで確認できる
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claudecode道場はAnthropic公式の資格対策コースではなく、malna株式会社が独自に提供する学習サービスです。 CCDV-Fはエンジニア向けの資格ですが、開発チームの中には「コードは書かないがClaude Codeを日常業務で使う」というメンバーもいるはずです。
malna株式会社が提供する「claudecode道場」は、プログラミング知識がなくても受講できる、ビジネスパーソン向けのAI活用学習サービスです。全20章のカリキュラムで、Claude Codeを業務に活かすための考え方を一から学べます。CCDV-Fの合格を保証するものではありませんが、チーム全体でClaude Codeの基本的な使い方の土台をそろえたい場合の選択肢になります。
- サービスURL: https://claudedojo.com
- 法人・チームでの導入支援: https://claudedojo.com/training


