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Claude Code Projectsの完全活用法【チームの知識をAIに記憶させる方法】

Claude Code Projectsの仕組みと活用法を解説。会社独自の情報をProjectに登録する方法・チーム共有の設定・具体的な活用事例を非エンジニア向けにわかりやすく説明します。

2026年5月16日読了約7分
高橋一志
監修: 高橋一志(malna株式会社 代表取締役)
Claude Code Projectsを活用してチームの知識をAIに記憶させるイメージ。業務効率化のための設定画面のイメージ。

目次

  1. 目次
  2. 1. Projectsとは何か——なぜ必要なのか
  3. 2. Projectsで何を記憶させることができるか
  4. 3. プロジェクトの作成と設定手順
  5. 4. 会社固有の情報を登録する具体的な方法
  6. 5. チームでProjectsを共有する方法
  7. 6. 実際の活用事例
  8. 7. Projectsを最大限活かすためのコツ
  9. 8. まとめ

Claude Codeを使い始めると、すぐに気になることが出てきます。「毎回同じ説明をしないといけない」「会社の商品名や専門用語を誤って使う」「前回のやり取りを覚えていない」——これらはすべてProjectsという機能で解決できます。この記事では、Projectsの仕組みから設定方法・実際の活用事例まで、ビジネスパーソンが知るべきことをまとめます。


目次

  1. Projectsとは何か——なぜ必要なのか
  2. Projectsで何を記憶させることができるか
  3. プロジェクトの作成と設定手順
  4. 会社固有の情報を登録する具体的な方法
  5. チームでProjectsを共有する方法
  6. 実際の活用事例
  7. Projectsを最大限活かすためのコツ
  8. まとめ

1. Projectsとは何か——なぜ必要なのか

通常のClaude Codeとの会話は、セッションが終わると記憶がリセットされます。毎回「私は〇〇会社の営業担当で、主に法人向けのサービスを扱っています」という説明から始めるのは非効率です。

Projectsは、こうした「毎回説明しなければならない情報」を事前に登録しておく仕組みです。プロジェクトの中で会話する際は、登録した情報が常にコンテキストとして参照されます。

具体的なメリット

  • 会社名・サービス名・業界用語を毎回説明する手間が省ける
  • 自社のトンマナ(文体・表現ルール)を登録することで、一貫したアウトプットが得られる
  • チームメンバーが同じ設定を共有することで、誰が使っても同じ品質のアウトプットになる
  • プロジェクト単位で用途を分けることで、コンテキストの混在を防げる

2. Projectsで何を記憶させることができるか

Projectsで登録できる情報は大きく2種類あります。

System Prompt(システムプロンプト)

AIの動作全般に関わるルールや背景情報を設定します。ここに入れた情報は、そのプロジェクト内での全会話に適用されます。

システムプロンプトに入れると効果的な内容の例です。

  • 会社概要(会社名・業種・主要サービス・主要顧客層)
  • よく使う専門用語とその定義
  • アウトプットの文体・トンマナ(「です・ます体で書く」「箇条書きを優先する」など)
  • 禁止ワードや注意事項(「競合他社の名前を出さない」など)
  • 定型フォーマット(議事録のテンプレート・報告書の構成など)

ドキュメント(ファイル添付)

プロジェクトには、PDFや文書ファイルを直接アップロードして参照させることができます。

  • 自社の製品カタログ・サービス説明書
  • 社内規定・ガイドライン
  • よくある質問とその回答集
  • 過去の提案書・成功事例

これらのドキュメントを登録しておくことで、「商品Aの価格は?」「このケースでの対応方法は?」といった質問に社内情報に基づいた回答が得られるようになります。


3. プロジェクトの作成と設定手順

Claude.ai(ウェブ版)でProjectsを作成する手順を説明します。

手順1: 新しいプロジェクトを作成する

Claude.aiの左サイドバーにある「Projects」または「プロジェクト」をクリックします。「New Project(新しいプロジェクト)」ボタンから作成画面に入ります。

手順2: プロジェクト名と説明を設定する

わかりやすい名前をつけます。用途別に分けると管理しやすくなります。例として「営業資料作成用」「カスタマーサポート用」「週次レポート作成用」のように命名します。

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手順3: System Promptを記述する

プロジェクト設定画面の「Custom Instructions(カスタム指示)」または「System Prompt」欄に、AIに覚えさせたい情報を記述します。

記述の例を示します。

あなたは〇〇株式会社のビジネスアシスタントです。

【会社概要】
- 会社名: 〇〇株式会社
- 業種: ITサービス業
- 主要サービス: 中小企業向けのクラウド会計ソフト
- 主な顧客: 従業員50名以下の中小企業

【文体ルール】
- です・ます体で統一する
- 箇条書きを積極的に使う
- 専門用語は初出時に括弧内で説明を添える

【禁止事項】
- 競合他社の製品名を出さない
- 価格の断言(「〜円です」)はせず「〜円程度」と表現する

手順4: 関連ドキュメントをアップロードする

必要に応じて、製品カタログやFAQなどのドキュメントをアップロードします。対応形式はPDF・Word・テキストファイルなどです。


4. 会社固有の情報を登録する具体的な方法

実際のビジネスシーンで役立つ登録例をご紹介します。

ケース1: 営業チーム向けプロジェクト

商談後の議事録作成・提案書の下書き・メールの返信を効率化する場合、以下を登録します。

  • 自社の製品・サービスの概要とよく聞かれる質問とその回答
  • 提案書のテンプレート(構成・必須項目)
  • 顧客の業種別によく発生する課題と対応する自社ソリューション
  • メールの文体ルール(件名の付け方・署名の形式)

ケース2: カスタマーサポートチーム向けプロジェクト

問い合わせ対応のメール文の下書き・FAQ更新・クレーム対応の文書作成を効率化する場合、以下を登録します。

  • 製品の仕様・よくある不具合とその解決策
  • 対応ポリシー(返金条件・エスカレーション基準)
  • クレーム対応時の表現ガイドライン
  • 問い合わせメールのテンプレート集

ケース3: 管理部門向けプロジェクト

月次報告書・社内アナウンス・議事録の作成を効率化する場合、以下を登録します。

  • 会社の決算サイクル・重要な数値指標の定義
  • 社内文書のフォーマット規定
  • よく使う定型文(招集案内・御礼文・報告文)

5. チームでProjectsを共有する方法

ProjectsはClaudeのProプラン以上で利用可能です。チームメンバーがそれぞれ同一の設定を持つには、いくつかの方法があります。

方法1: System Promptのテキストを共有する

作成したSystem Promptの文章をドキュメントとして社内共有します。新しいメンバーが加わった際に、同じテキストを自分のProjectに設定してもらいます。管理が簡単で、最も現実的な方法です。

方法2: CLAUDE.mdを活用する(Claude Code CLIの場合)

Claude CodeのCLI版を使う場合、プロジェクトのルートディレクトリにCLAUDE.mdというファイルを作成すると、そのフォルダ内での作業に自動的に適用されます。このファイルをGitなどのバージョン管理システムに含めることで、チーム全員が同じ設定を共有できます。

方法3: 組織向けプランの活用

Claude for Teamプランでは、組織単位でProjectsを管理できる機能が提供されています。管理者がプロジェクトを作成し、メンバーを招待して共有する形が可能です。


6. 実際の活用事例

具体的なビジネス現場での活用事例をご紹介します。

事例1: 人材紹介会社での活用

求職者への提案メール・採用担当者への会社紹介文・内定後のフォローアップメールなど、1日に50〜80本のメールを書く業務があるとします。Projectsに「求職者とのコミュニケーションルール」「よく提案する企業の概要」「返信のテンプレート」を登録することで、メール1本あたりの作成時間が平均15分から3分に短縮された事例があります。

事例2: コンサルティング会社での活用

複数のクライアント案件を抱えるコンサルタントが、クライアントごとにProjectを作成して業界情報・課題・過去の議事録を登録します。「次の定例MTGのアジェンダを作って」と指示するだけで、クライアント固有の状況を踏まえた提案が出てくる状態を実現しました。

事例3: 製造業での活用

製品の技術仕様書・品質基準・規格対応表をProjectに登録し、営業担当者が技術的な問い合わせに対してその場で回答を生成できるようにしました。技術部門への確認作業が週10件から3件に減少しました。


7. Projectsを最大限活かすためのコツ

コツ1: 最初から完璧を目指さない

最初は簡単な情報から登録し始め、実際に使いながら足りない情報を追加していくのが最速の習得方法です。最初から全情報を整理しようとすると、始められなくなります。

コツ2: 目的別にProjectを分ける

1つのProjectに何でも詰め込むと、コンテキストが混在して精度が下がります。「営業用」「内部レポート用」「採用業務用」のように用途別に分けることを推奨します。

コツ3: 「うまくいかなかった回答」を記録する

AIが期待した回答を出せなかった場合、その背景情報をSystem Promptに追加します。失敗経験をProjectの改善に活かすサイクルを作ると、使うほど精度が上がります。

コツ4: 定期的にSystem Promptを見直す

会社の方針変更・新製品の追加・組織変更があった際は、System Promptも更新します。月に1回程度、内容が最新かどうかを確認する習慣をつけることで、常に正確な情報に基づいた回答が得られます。


8. まとめ

Projectsは、Claude Codeを「汎用AIアシスタント」から「自社専用のビジネスアシスタント」に変える機能です。一度適切に設定してしまえば、チーム全員が同じ高品質なアウトプットを効率的に得られるようになります。

始め方はシンプルです。まず今週使うだろう業務1つを選び、そのためのProjectを1つ作って試してみてください。会社の基本情報を3〜4行書いて保存するだけで、すぐに違いを実感できます。


Claude Code道場では、ProjectsをはじめClaude Codeの全機能を体系的に学べる全19章のカリキュラムを無料公開しています。設定の具体的な手順から実務での活用パターンまでを丁寧に解説しています。カード不要・登録2分で今すぐ学習を始められます。

高橋一志

監修

高橋一志

代表取締役 / AI導入コンサルタント · malna株式会社

malna株式会社代表取締役。非エンジニア組織へのClaude Code導入・AI活用支援を専門とする。累計100社超のAI定着支援実績。

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