議事録は全員が嫌いです。
書く人も嫌、書くのが遅い、会議後に時間が取れない——こういった話は、当社でも毎回出てきていました。その状況が変わったのは、音声文字起こしツールとClaude Codeを組み合わせてからです。
この記事のまとめ: 音声文字起こしツール(tl;dv・PLAUDなど)で取得したテキストをClaude Codeに渡すと、フォーマット整理からアクションアイテム抽出まで自動化できます。CLAUDE.mdに議事録テンプレートを設定しておくことで、会議後5〜7分以内に共有できる状態になります。
目次
- Claude Codeとは
- 議事録をClaude Codeで自動化する流れ(全4ステップ)
- 音声文字起こしツールの選び方
- Claude Codeへの基本指示文
- CLAUDE.mdに議事録テンプレートを設定する
- アクションアイテムだけ抽出する使い方
- 長い会議のまとめ方
- よくある質問
- この記事のポイント
- 公式情報ソース
Claude Codeとは
Claude Codeとは、Anthropicが開発したAI「Claude」をターミナルから使えるようにしたツールです。プログラミングの知識がなくても使えます。テキストの整理・要約・構造化が得意で、議事録作成との相性が高いです。
議事録をClaude Codeで自動化する流れ
基本的な流れは4ステップです:
| ステップ | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 会議中に音声文字起こしツールを起動する | 0分(自動) |
| 2 | 会議後にテキストをコピーする | 1〜2分 |
| 3 | Claude Codeに貼り付けて「議事録にして」と指示する | 1〜2分 |
| 4 | 出てきた議事録を確認・共有する | 2〜3分 |
合計5〜7分で議事録が完成します。以前は30〜60分かかっていたことを考えると、体感的な変化は大きいです。
音声文字起こしツールの選び方
まず、会議の音声をテキスト化するツールが必要です。当社のメンバーが使っているのは以下の2つです:
| ツール | 特徴 | 向いている会議 |
|---|---|---|
| tl;dv | Zoom・Teams・Meetと連携。自動録音・文字起こし | オンライン会議 |
| PLAUD | 専用デバイスで録音。対面会議でも使える | 対面・ハイブリッド |
どちらも日本語に対応しています。文字起こしの精度は100%ではないため、固有名詞や数字は後で確認する前提で使います。
Claude Codeへの基本指示文
文字起こしテキストをClaude Codeに渡す際の指示例です:
以下の会議の文字起こしをもとに、議事録を作成してください。
【会議情報】
- 日時: 2026年3月25日 10:00〜11:00
- 参加者: 高橋、田中、山田、佐藤
- 会議の目的: 月次KPIの振り返りと来月の方針決定
【文字起こしテキスト】
[ここに文字起こしテキストを貼り付け]
【議事録のフォーマット】
1. 会議の目的
2. 決定事項(箇条書き)
3. 議論した内容の要点(テーマごとに整理)
4. アクションアイテム(担当・期限付き)
5. 次回MTGの予定
重複している発言や「えー」「あー」などは取り除いて整理してください。
文字起こしのノイズ(繰り返し・フィラーワード)をClaude Codeが自動で除去してくれます。
CLAUDE.mdに議事録テンプレートを設定する
毎回フォーマットを指示するのは手間です。CLAUDE.mdに一度テンプレートを書いておくと、次回からは「議事録にして」だけで同じ形式が出てきます。
# 議事録テンプレート
## 会議情報
- 日時:
- 参加者:
- 会議の目的:
## 決定事項
-(箇条書き)
## 主な議論の要点
(テーマごとに2〜3行で)
## アクションアイテム
| アクション | 担当 | 期限 |
|-----------|------|------|
## 次回MTG
- 日時:
- 確認事項:
## 共有ルール
- 議事録は会議終了後2時間以内にSlackに共有する
- アクションアイテムは担当者に個別でメンションする
このテンプレートをCLAUDE.mdに書いておくだけで、毎回の指示が大幅に短くなります。
アクションアイテムだけ抽出する使い方
議事録全体は不要で「誰が何をするか」だけ知りたいという場面でも使えます。
以下の会議メモから、アクションアイテムだけ抽出してください。
【会議メモ】
[メモをここに貼り付け]
出力形式:
| アクション | 担当者 | 期限 | 優先度(高/中/低) |
期限が不明なものは「要確認」とマークしてください。
この一覧を会議後にSlackに投稿するだけで、フォローアップの抜け漏れがかなり減ります。
長い会議のまとめ方
1時間以上の会議の文字起こしは長くなります。その場合、要約ファーストで処理します:
以下の文字起こし(約1時間の会議)を処理してください。
ステップ1: まず「決定事項」と「アクションアイテム」だけ抽出してください
ステップ2: それを確認してから、必要に応じて詳細な議事録を作成します
【文字起こしテキスト】
[ここに貼り付け]
一気に全部作らせるより、重要な部分を先に出してもらうほうが確認しやすく、精度も上がります。
よくある質問
Q: 文字起こしの精度が低い場合でも使えますか?
使えます。文字起こしテキストに誤りがあっても、前後の文脈からClaude Codeがある程度補完します。ただし、固有名詞・数値・固有の製品名は必ず確認してください。
Q: 社外の人が参加する会議の録音・文字起こしは大丈夫ですか?
録音・文字起こしを行う場合は、参加者に事前に同意を得ることが前提です。また、機密性の高い内容が含まれる会議のテキストをClaude Codeに入力する際は、社内のセキュリティポリシーを確認してください。
Q: 会議の途中でメモを取る必要はなくなりますか?
完全に不要にはなりません。文字起こしが取れない場合や、重要な決定事項はその場で確認・記録しておくことをお勧めします。文字起こしツールはあくまでバックアップとして使うのが確実です。
Q: CLAUDE.mdはどこに置けばいいですか?
プロジェクトフォルダのルートに置くか、ホームディレクトリに置きます。設定方法の詳細は「CLAUDE.mdの書き方完全ガイド」で解説しています。
この記事のポイント
- 音声文字起こしツール(tl;dv・PLAUD)とClaude Codeを組み合わせると議事録作成が5〜7分で完成
- CLAUDE.mdに議事録テンプレートを設定すると毎回の指示が「議事録にして」だけになる
- アクションアイテムの抽出だけでも使える。会議メモをそのまま貼るだけで一覧が出てくる
- 固有名詞・数値は必ず人間が確認する
- 機密情報を含む会議の録音・文字起こしは社内ポリシーと参加者への同意確認が必要
公式情報ソース
資料作成への応用は「Claude Codeで資料作成を10倍速にする方法」も参考にしてください。
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